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「ももへの手紙」感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

「ももへの手紙」Blu-ray&DVD発売記念「人狼」「攻殻機動隊2.0」上映会 & 大座談会 (番組ID:lv108847294)の大座談会が面白かったのでももへの手紙を見た。
もったいないというか決めてに欠けるというか、がっくし。
最初の60分までは少しずつキャラと環境を見せて、静かで退屈ではあるけど必要なのはわかるし仕事が丁寧だからまだ見られるし、もも声の演技が良かったので苛苛せず見続けられた。
しかし妖怪との生活がデフォになった途端色色と酷くて見ていられなかった。具体的には、妖怪が手紙を送る儀式、あそこからもう苛苛しっぱなしだった。
そもそも妖怪とももがなじむのが早すぎる、というかこいつら悪くないじゃん、とももが妖怪を認める場面が無い。断片の場面を連続させて時間をすっとばして仲良くなりましたよ、だけ。
トトロと違い「子供か近づく」ような容姿でもないのにトトロと同様に存在だけで子供に認められる、というのは無理がある。なんのための姿だったのか。明らかに好かれぬ姿でありながら関係によってももが良さに気づく、ということが無いままその経過、構築を見せずに仲良くなって妖怪の存在がそもそも不要。

すったもんだあってももが自分の住む場所を一望する場面。やりたいことはわかるんだけど、唐突に感じた。
最初からキャラがよく動くし全体的に絵が奇麗なだけに圧倒的な景色に見えずただの風景画が連続してるだけ。風景画自体もそのためだけに気合いを入れて描いたというより、よくもわるくも作品の1場面として描かれた主張の無い感じだったし。
スカイ・クロラの最後の場面みたいに圧倒的なら説得力もまだ違ったのに。
その風景にたどり着くまでの道のりも短い。尺は充分に費やしているのに、描写としては1箇所にすぎない。これが猪に追いかけられながら気づかぬうちに島全体をめぐって背景には島にすむ人人の挙動が何となく見られるような演出なら、最後に息をきりながら気づいて見た風景にもっと感動してる姿に納得できたんじゃなかろうか。

妖怪が、死後の世界から来た「神に準ずる存在」なのか「人間と同じく地上に何となく存在する」のか曖昧。しずくが本来の姿、魂的なものだけが存在の決め手になるなら妖怪本に描かれた姿は仮借にすぎないのに、その姿に依存した過去の話を垣間見せてるし、猫や茸に近い小物の妖怪が多く登場しそれらと同等であるかのように見せてるのに、ももに絡む3体だけが妖怪の姿に依存しない特別な存在のように見せている。

結局のところ、妖怪とか島の環境とかどうでもよくて、ただ右往左往する少女を幻想すら生々しく描きたい、というだけでそれにしか興味がなかったのだろうと思う。

音楽が地味。静かな曲はいいけど動きまくって笑わせたり激しく見せてる場面での音楽が全然はっちゃけてなくて駄目。

「暗くなったら怖いし」の演技が素晴らしかった。萌え的に媚びるわけでもなくぶうたれた可愛らしさが出てた。

母親が最後に手紙に感動するとか無理がありすぎる。ももにしか見出せない存在に何となく大人が巻き込まれももにしかわからない形で解決されるほうがよほど奇麗だったのではなかろうか。妖怪が去って時計が鳴りももが振り返り微笑む、あの場面で終わってたほうがよほどすっきりした。その後の飛び込みは必要だったかもしれないが、無いなら無いで困らない。

子供向けにしては笑いや可愛らしさが少ないわりに尺が長い。大人向けにしては伏線など構築する要素が全然無い。萌え押しじゃないだけにガチ少女好きだけが露呈してるような本末転倒。
キャラの動きが丁寧なだけにアニメ画風で動く背景のしょぼさが目立つ。船のCGっぷりとか。
手間がかかって丁寧で奇麗だけど平坦でつまらない、ある意味実に日本らしい作品。

映画 [ 2012/10/30 16:04 ]


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